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473:(no_name)  ID:#9e68a3ed0c    2018-08-03 23:49:08

「水は週2回、コーラは毎日2リットル」で広がる健康被害 https://courrier.jp/news/archives/129701/ 水道は週2回、「コカ・コーラ」は1日2リットル メキシコのサン・クリストバル・デ・ラス・カサス市。マリア・デ・カルメン・アバディアさんはメキシコでも雨の多いこの地域に住んでいるが、水道を利用できるのは2日に1度だけだ。蛇口から滴り落ちる水は消毒の塩素がきつく、飲むことができないと彼女は言う。 同市では、飲料水がますます手に入りにくくなっている。チアパス州の南東部、景観豊かなこの山の町では、住人たちは週に2、3回しか水道を利用することができず、多くの家庭では給水車から水を購入せざるを得ない。 そして、住民たちの多くが、地域のボトル詰め工場で製造されたコカ・コーラを飲んでいる。ボトル入り飲料水よりも入手しやすく、価格もほぼ同じくらいだからだ。 世界でも有数の、甘味飲料の消費量が多いこの国でもチアパス州はチャンピオンである。サン・クリストバル市街とその周囲に広がる青々とした高地の住民たちは、1日平均で2リットル以上の炭酸飲料を飲んでいるのだ。 「目が見えなくなるか、手足を切断することに なるんじゃないかと心配しているわ」 住民の健康に及ぼす影響は破壊的である。チアパス州における糖尿病の死亡率は、2013年から2016年の間に30パーセントも増加した。糖尿病は今や、心臓病に次いで同州の死因の2番目であり、毎年3千人以上の命が失われている。 「清涼飲料水は水よりも手に入れやすいのよ」と35歳のアバディアさんは言う。肥満と糖尿病に苦しんでいるアバディアさんは、炭酸飲料を飲み過ぎたことを悔いていると言う。母親の健康状態が悪化しており、父親は糖尿病の合併症で亡くなったのを目の当たりにして、自らの健康に対して恐怖を抱かずにはいられないのだ。 「目が見えなくなるか、手足を切断することになるんじゃないかと心配しているわ。本当に恐怖を抱いているの」と不安を隠せない。 33歳のヴィセンテ・ヴァケイロさんは、近隣の農業の街サン・フアン・チャムラの診療所で働く医師だ。彼は健康管理に従事する職員たちが、糖尿病患者の増加に苦慮していると言う。 「私が子供の頃、この地域は孤立していて加工食品は手に入らなかった」とヴァケイロ氏は語る。「それが今や、ごらんの通り、子どもたちは水ではなくコーラを飲んでいる。今は、糖尿病が大人たちを襲っているが、次は子どもたちの番だ。糖尿病は圧倒的に増えていくだろう」