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33:(no_name)  ID:#09a949970c    2018-03-19 00:10:25

日本ではしばしば長時間労働が問題となっており、働き過ぎによる過労死も社会問題化しています。労働者が適切な休みを取ることを義務づけているフランスでは、「1週間1度も店を閉めずに働き続けた」としてパン職人が罰金刑を受けたとして話題になっています。 人気の観光地である北フランスのリュジニー・シュル・バルスで「ブーランジェリー・ドゥ・ラ」というパン屋を経営するセドリック・ビブレ氏は、2017年の夏に1週間に1度も店を休みにせず働き続けたとして、3000ユーロ(約40万円)の罰金刑を命じられました。1994年と2000年に制定された地元の雇用法により、特殊な例外を除いてパン屋は少なくとも1週間に1度の休みを取らなければならないと定められているとのこと。 2016年まで、ビブレ氏は「夏のバカンスの間で観光客がやってくる期間のみ、1週間続けて店を開く」ことの許可を申請し、当局から開店の許可を得ていました。ところが、2017年に限って当局の職員がビブレ氏の申請を却下したそうです。結局ビブレ氏は当局の許可を得ないまま、例年通りバカンス期間に1週間パン屋を休まず開店し続けたところ、今回の罰金刑が下ったというわけ。 リュジニー・シュル・バルスは人口およそ2000人程度の小さな町ですが、町のパン屋さんであるビブレ氏と「ブーランジェリー・ドゥ・ラ」を救うため、近隣住民は署名活動をして申し立てを行っています。町長であるクリスチャン・ブランル氏は罰金刑を受けたビブレ氏を擁護し、「夏の間に町を訪れた観光客のために店を開くのは、ビジネス上必要なことです。それ以上に大事なことなどありません」と、新聞の取材に対して語っているとのこと。 https://gigazine.net/news/20180316-french-court-fines-baker/