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151:(no_name)  ID:#48272b3b48    2019-01-13 10:17:04

今日(米国時間1/8)、ラスベガスで開幕したCESでIBMは世界で初となる実験室の外で稼働する 商用量子コンピューターを発表した。 このIBM Qシステムには20Qbitの量子コンピューターと伝統的なコンピューターが統合されている。 ビジネス、研究の双方で、従来のコンピューターとほぼ同様にアプリケーションを作動させることができる。 物理的にはまだ相当にかさばるシステムだが、量子コンピューター部分の冷却システムを始め、 利用に必要なすべてのハードウェアがパッケージに含まれているとう。 IBMは発表にあたって「作動に必要なすべての要素を統合した初の汎用量子コンピューター」だと強調した。 もちろん 20Qbitというのは量子コンピューターとしてはきわめて小規模であり、量子コンピューターが 必要とされる典型的に困難な課題を解くにはまったく力不足だ。 このシステムのQbitの持続時間は100マイクロ秒レベルだという。 IBM が「現在のコンピューター・テクノロジーでは計算が困難と考えられている課題を解決するための 第一歩が踏み出された」とパイオニアとしての意義を強調するのは無理ない。ある種の問題は規模の 拡大と共に指数関数的に計算量が爆発し、現行のコンピューター・システムでは実用的な時間内でも 処理が不可能となる。量子もつれを利用した量子コンピューターではネックが一挙に解消されると期待されている。 ただしわれわれはまだそこまで来ているわけではない。 そうではあるが、このシステムは第一歩ではある。IBMはシステムは将来アップグレードできるし、 メンテナンスが容易であると述べた。 https://jp.techcrunch.com/2019/01/09/2019-01-08-ibm-unveils-its-first-commercial-quantum-computer/