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2:(no_name)  ID:#137d83651e    2018-04-14 08:35:12

メスに男性器?そこから出産!? ブチハイエナのリスクしかない進化 https://withnews.jp/article/f0180413000qq000000000000000W06w10101qq000017106A  「ブチハイエナって、メスにも男性器(偽だけど)があって(中略)驚くことに、その男性器は産道が飛び出たというイメージなのか出産はその男性器から子供が生まれ出てくるらしい」。3月下旬、こんなツイートが話題となりました。リツイートは4千件、いいねは5千件を超えています。  この男性器のようなものは、実は、オスの男性器(陰茎)に相当する陰核が変化したものです。ブチハイエナはこのように陰核が発達していて、「擬陰茎」と呼ばれています。オスと同じように尿道も通っていて、長さは平均で17センチほどです。  そして、擬陰茎は産道を兼ねており、赤ちゃんはこの細い擬陰茎を通って生まれてきます。  赤ちゃんは1.5キロほどの大きさです。出産時には擬陰茎の太さが2倍ほどになるとはいえ、あまりに産道が細すぎます(上記写真の擬陰茎は直径3~4センチほど)。赤ちゃんが産道を抜けて出てくる時には、擬陰茎は裂けてしまうそうです。母親の20%は、初産の傷が原因で死に至ります。  ブチハイエナのメスには、なぜこれほど立派な擬陰茎があるのでしょうか。  これには、ブチハイエナの社会構造が関係しているという説があります。  ブチハイエナは完全なメス優位社会で、群れ同士の戦いや狩りもメスがおこないます。そのため、攻撃性を誘発する男性ホルモンが多く出て、メスの生殖器の外見もオス化してしまった、という説明です。同じくメス優位社会を形成するワオキツネザルも擬陰茎を持っています。  ちなみにブチハイエナの擬陰茎の根元には、「擬陰囊」と呼ばれる2つの玉があります。これはただの脂肪の塊で、オスの陰囊に相当する器官ではありません。  この謎の「擬陰囊」の存在もあり、外見だけで雌雄を区別するのは極めて難しいそうです。  実際、札幌市の円山動物園では2014年、繁殖を試みていたブチハイエナのペアが、実は両方ともオスだったという珍事も起こりました。  交尾のときは、メスが擬陰茎をお腹に引っ込めて、一時的な膣を作ります。  ほとんどの動物の交尾は、メスに主導権があります。しかし、ブチハイエナの場合には、物理的に擬陰茎を引っ込めないと交尾ができず、「完全に」メスに交尾の主導権が与えられています。