以下のコメントを非表示にします。宜しいですか? 
※一度非表示にした場合、元に戻せません。 
 コメントを非表示にした操作の一切の責任はサイト運営者が負うことはなく、非表示操作をしたユーザの責任となります。

353:製作者・管理人  ID:#dfbc23f779    2017-08-27 21:17:52

ぶっちゃけ一番分かりやすく平たく言うと「スパイ・諜報」の合法バージョンですよ。 スパイとは違うのが、国家運営における情報収集での非合法部分が「スパイ」で、合法部分が「インテリジェンス」、と言うことになるのだそうです。 昔だったら敵国のミサイル情報はスパイが忍び込んで図面を手に入れて、それを持ち帰って分析・・・みたいなことをやっていたとは思います。それが国防や、あるいは外交上での駆け引きにとって生き残りの為の情報としておおいに役に立っていた。 ですが、今であれば、公式に公開されている情報を分析して組み替え直し、解釈すればおおよそのことが分かってしまったりする。 ミサイルの設計までは分からないけれども、都市部の本屋と古本屋を丁寧に回ると国際関係を理解し、日本はどういう風に動くべきかがわかり、そして政治家は誰に投票すべきなのかな、と言うのが分かってくる。 ラジオや書籍、報道を追うと、「あっ、○○国の情勢ってこういう感じなんだな」と言うのが分かると思います。 元外務省職員の佐藤優さんという方が書籍に書いておられましたが、例えば、ロシアの議員を贈り物で攻略したいなーと思った時、その人の好みや素性などスパイで手に入る部分もあるかもしれないけれども、ロシアで売っている地方政治紙なんかを見て、「あっ、この人は猫が好きなんだな」と言うのが分かって「じゃあ招き猫を贈ろう」って言うのも一種の知的活動を交渉や運営に寄与させている例なんですね。別に非合法に秘密情報を盗んでいるわけではないけれども、知的営為の寄与が、組織活動の向上に寄与せしめている例です。 あるいは北朝鮮のミサイルが固定燃料ではなく液体燃料だから移動がなかなかできないとか、その辺は科学技術の知識ですよね。 そういったことを総合して国際社会の中で日本はどうあるべきかを論ずるカテゴリーがインテリジェンスである・・・と。 かつてはそれは官僚だけで分かっていれば良かった話だったのですが、10年以上前に、あまりにも日本国の有権者たる日本国民がそういう世界情勢の背景を分かっていなくて、官僚の他、日本国民の哲理的知的体力を底上げする必要があった。そうでないと関係諸国が迷惑を被ってしまうから、というのが日本におけるインテリジェンスの諸端であったと言う推測のお話もあります。 まあ、よく分かんなければ、使わなくてOKです。 その内ピンと来る人たちが勝手に使うようになると思いますので。